前回の続きです。
私ね、出かける時にカバンに編み物を忍ばせてることがあります。
電車に乗ってる時間とかちょっとした待ち時間に編むんです。
編み始めると中毒のように止まらない時があって。
編み物をしていると、たまにおばあちゃんが話しかけてきてくれます。
「今どきめずらしいねぇ。何をつくってるの〜?」
なんて。
そこから世間話が始まります。
編み物を教えてもらうことも。
お別れする時にはおばあちゃんの知恵袋を分けてもらえたような、
少したくましくなったような気になります。
昔は欲しいものを自分でつくるって当たり前だったんですよね。
壊れたら直す。
そんな先人の知恵が手しごとには詰まっています。
知恵:
物事の道理を判断し処理していく心の働き。
物事の道筋を立て、計画し、正しく処理していく能力。
(出典:デジタル大辞泉)
何かをつくるのって想像力を伴います。
ここをこうすればこうなるかな?
あー、これをもっとこんな風にすればこうなったのに。
そうやって構造を理解して実践して自分の知恵になる。
少したくましくなる。
「知恵を探せ、知識ではない。
知識は過去だ。
知恵は未来だ。」
〜ネイティブ・アメリカン/ラムビー族の言葉〜
今はとっても便利な時代。
それも現代の恩恵としてありがたく使えばいい。
何を選ぶかは私たちの自由。
でもサスティナブルなモノを選ぶ、買うという選択肢があるといいな、
と思います。
「yuj」ではそんな後世につなげていきたい文化のひとつとして、
インドの手しごとを紹介しつつ、今の時代に合うような新たな文化を
紡いでゆけたら、という想いがあります。
具体的なことは、また追々ということで。
ひとまず想いを綴ってみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。