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  • 執筆者の写真yuj

yujの景色;インドの手しごと

更新日:2018年11月2日


昨今ではハンドメイドがブームになっていますね。


ハンドメイドの販売サイトがあったり、レンタルボックス、

イベント販売なんかもあります。

私も手づくりしたものを販売していました。

(今もたまにやってます。)


幼い頃から手先を動かすのが好きなんです。

特に編み物、洋裁、ビーズ工作、など細かい作業が好きです。


建築の専門学校に通ったことがあり、同じ太さの線を描く、

という息を止めて精神統一が必要な作業も好きです。笑

ビーズを販売していたこともあり、バラバラに散らばった

ビーズを種類毎に拾い集める、なんかも好きです。


デザイン、するのも好きですが、ひたすら手を動かして

「無」になる時間が好きなのかもしれません。



それでも、インドの手しごとに触れた時は気が遠くなりました。



手紡ぎ手織りの布、カディ(Khadi)

マハトマ・ガンディがイギリスから自由を求めて広めたことで

知られていますね。



チャルカと呼ばれる糸車で紡いでいきます。(上の写真)

その糸を織って布にするのですが、色を入れる場合は染めの工程も入り、

一つの作品になるまでにはとてつもない時間と労力が使われるのです。


私は羊毛から毛糸に紡ぎ、その毛糸を織る体験をしたことがあります。

すべて手作業で出来上がった作品は機械でできたものとは違い、

不揃いなところに愛着を感じます。


木版更紗(Block Print)

このブログの背景に使った写真がそうです。

2008年にインドを訪れた時、ブロックプリント工房に滞在させて

もらいました。


簡単に言うと布に木版(木を彫って作られたハンコ)を押して作ります。


木版も手づくりです。

木版を彫る職人はムスリムが多いそうで、私が訪れたところでも

屋外でムスリムの男性たちが行なっていました。

しかもヤギがメエメエなく側で!




その木版を布に押していきます。



私が滞在させてもらったバグルー村の工房では植物染料で染めるので

布を染めて洗うという工程が何度も入ってきます。



布を洗う工程

藍染め作業

カンタ(Kantha)

ベンガル地方の女性がサリーなど古布を重ねて縫い合わせて作ります。

刺し子ですね。

絵を描くように針で刺繍を行うものは、家族の幸運と繁栄を祈る気持ちが

込められていたりします。


また同じ刺し子でもラリーキルトと呼ばれたり、ノクシカタと呼ばれる

ものもあります。

(このHPのホーム画面に使っている布がそうです。)


 

ものすごーく簡単にご紹介しましたが、これらの伝統的な手しごとを

通して観ている景色がありまして。


長くなったので続きはまた次回に。


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