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  • 執筆者の写真yuj

怒りの対処法


「怒り」は二次感情。



聞いた事ありますか?



抑圧された感情は感じ切ることで消化されます。


でも「怒り」だけは感じれば感じるほど増幅する。

そう、「怒り」にはその元になる感情が隠れているんです。


「怒り」を感じたら、その元となる一次感情、

例えば、悲しみ、虚しさ、孤独、心配、不安、などに気付いて、

そちらの感情を感じ切る事で消化されます。



一次感情:自分が本当に感じている感情。

二次感情:一次感情を感じたことによって発生する感情。



私は自分の「怒り」を感じたらその元にある感情に気付き、感じ切って

消化するようにしてました。

過去に抑圧してきた「怒り」も気付く度に癒してきたつもり。



が、コントロール出来ないほどの「怒り」が沸き起こる事件?事象?

に見舞われ困っていました。



誰に?

何に?


「怒り」が沸き起こるのか・・・





ムスメ、です。




そう、相手は4歳の娘。



だから最初はイラッっとなっても我慢。

で、我慢の限界がきて爆発!!



爆発したらもちろん、娘は泣きます。

もっとお互いに穏和な解決策ないかなぁ〜?



で、どういう時にイラッとくるのか自分を観察。



すると、「やめて」と言ってもきいてくれない時。

そして「やめて」と言うまでに我慢をしている事に気付きました。



4歳ですから、イタズラ好き。

こちょこちょ、とか、ひたすら舐めてくる、とか、質問しても私の言葉を真似し続けたり。

人が嫌がることは相反して楽しいみたい。

それが時間に追われている時に起こるとチーンって感じです。



最初は一緒になってふざけたりもします。

でもエスカレートしてきて、「もうふざけるのはおしまーい!」と、私。

全くきく気配なし。

何度か繰り返す。

やはり全くきく気配なし。

強めの口調で、イラっとしながら。

更にエスカレート。

何度となく繰り返し、我慢も限界に。

ドーーーーンっと爆発!

はい、娘大泣き。




でね、困った私は優しく「やめて」と伝えてみることに。

我慢する前にね。




どうなったか。





同じ状況。



優しく言ったところでやめてなんかくれません。




そこにタイミング良くこのブログ記事を読んだのです。

これを読んでいて思い出した出来事が。




高校生の頃。

私は授業をサボってばかりいました。

「いってきます!」と家を出て近所をフラフラ。

不在になる頃を見計らって家に戻る。

で、部活だけ行く、とか。


部活は男子バスケ部のマネージャー。

部員に恋した友人に誘われて。

私は籍だけ置いてバイトに明け暮れるつもり。

が、入ったら私も恋をしました。

キャプテンに♡



でね、その頃私の上履きがよく無くなったんです。

登校すると自分の靴箱に上履きが無い。

無くなる度に買い換えてました。

でも嫌がらせが尽きないから途中から来賓客向けのスリッパを拝借。



犯人は、多分、キャプテンの事を同じく好きな子かなぁ〜と。

その頃の男子って恥ずかしがり屋。

異性で話ができるのはマネージャーの特権でしたから。

でも、証拠がある訳でもなく。



何事もなく過ごしました。

卒業まで。

先生に訴えるでもなく。


なんだか嫌がらせされてる、という事実を受け止められなかった。

ただでさえサボってばかりの学校に、「来るな!」と言われてるみたいで。



その時の不甲斐ない自分を思いっきり罵ってみました。

すると、後から後から溢れ出る涙。

悔しさやら、悲しみやら、寂しさやら。

そんな感情を感じぬままフタをして過ごしてきたんです。



どうして訴えなかったのか?

そこには嫌な出来事に「やめて」と言えなくなった幼児期の出来事があって。

でも今はもう大人。

訴えていい。



で、娘に訴えてみました。

冷静な時に、ちゃんと目を見て。




「やめて、と言った時はやめてね。」






あれからかれこれ数週間。



そういえばあのコントロール出来ない程の「怒り」は最近・・・、



ないなぁ。




娘がきいてくれるようになったのか?


いいえ、あんまり変わりません。

相変わらずイタズラ好きでエスカレートすることも多々あり。



でも、またか〜、と呆れる自分はいても、我慢した「怒り」に発展する自分は

いなくなりました。

今でも声を大きくする時、あります。

でも、そこに「怒り」の感情はないかな。



不甲斐ない自分を罵って、その時の感情をちゃんと感じきって

ものすごいスッキリしたんだと思います。





娘はいつも「ちゃんと観なさいよ」と言わんばかりに私がフタをして

見て見ぬ振りしてる部分をつついてきます。

まるで隠してるボタンを見つけて押しにくる、みたいな。


ありがたい存在です。







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