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  • 執筆者の写真yuj

弱音を吐いてもいいの?


あなたは弱音を吐くのに抵抗ありますか?



私はとーっても強い抵抗があります。

罪悪感を伴うほど。


なので、正直に弱い部分をさらけ出せる人にザワザワ。

→ 私は我慢してるのに、という苛立ち or いいな、という羨ましさ。


思い当たる思い込みを手放してみても相変わらずな強がり。

もっと奥に何かあるな〜と感じながら、まぁ時が来れば、

と思っていたら、先日、ある出来事が。



「こんな風に自然と弱い部分を見せれるなんていいなぁ」

と素直に思わせてくれた、あるお方。

まるで私のためにデモンストレーションしてくれたような気に

なる程、弱い部分を見せる事にジャッジがないように感じました。

「ただ、今の私の心はそんな状態ってだけ」みたいな。

話の流れで私も自然と弱音を。

涙まじりになりながら。




これを機に、改めて自分の内側を覗いてみる事に。



「なぜ?どうなる状況がイヤなの?」



そう問う度に思い出してきた、小学生の頃のある場面。



私は小児喘息があり、発作が出た時、それを止める吸引薬を

お守りのように持っていました。

薬は1日に3〜4回まで。

親の管理下でしたが、誰にも内緒で自分用に持っていたのです。


私は親の目を盗み、印鑑と保険証を引き出しから持ち出して、

かかりつけの町医者へ行き、色んな口実を使って薬をもらいます。

家に帰ると、保険証に押された病院の印と日付を偽造して引き出しに戻す。

その保険証の偽造がバレたらどうしよう・・・

お母さんが買い物に行った時、先生に会ってバレたらどうしよう・・・

と怯えながらも繰り返し同じことを。



どうしてそんな事をしたのか?



私の父親は単身赴任で毎週末帰ってきました。

帰ってくる日に必ず私の喘息の発作が起こります。

楽しみに帰ってきた父親は私の喘息の発作でそれどころじゃなくなり、

不機嫌に。

隣に住んでいた祖母もせっかく息子が帰ってきたのに、と母親を責める空気。


母親はこの2人の機嫌取りに全神経を注ぎました。



私の発作のせいで父親も祖母も不機嫌。

おまけに母親はピリピリしてる。

この状況を避けたいから、弱音を吐くことを自分に許さなくなったのだ

と思っていました。


でも、この日は、その奥にある自分との約束を思い出したのです。




この場面を回想していて、聞こえてきた内なる声は、


「お母さんを守らなきゃ!」



私が大好きなお母さんを守る!!という強い決意。

びっくり!! だって顕在意識では母親を守る、という意識がなかったから。 人生がうまくいかないのを長らく生い立ち、特に母親のせいにしてました。

(少し前までね)

我慢ばかりの母親の人生を嫌い、私は母親みたいになりたくない、

と思ってたし。






と、ここで、思い出した事が。

1年ほど前に受けた、透視リーディングのセッションで母親との

過去世や今世のカルマなど、教えてもらったような。


メモを見ると・・・



幼い頃に「お母さんを守らなきゃ、守らなきゃ」という声が聞こえる。

お母さんを守るという責任を負うことで、成長過程において、

本来の自分を生きれていないことに対する違和感やストレスが

とても強くかかっている。


母親を弱い人、ずっと我慢していなければいけない人、

と見ているから母親もそれを演じなければいけない。

でも母親は弱い訳ではなく、彼女には彼女の学びがあってのこと。


ありのままの自分を認めてもらう。

そして相手のありまのままを認めてあげる。

これが今世での親子関係での学び。

それを克服することで、本来の自分を出せるようになる。



と、こんな内容の事が。

当初は理解できず、そうなんだ、くらいに思っていた言葉。

今、パズルのピースがはまるように腑に落ちて、自分が統合されたような

安堵感。

弱音を吐くことを自分に固〜く禁じたのは、母親を守るためだったのだと

納得しました。





「もう、母親を守らなくていいんだよ。」




回想の中の幼い自分に声をかけて抱きしめると、

また一つ鎧が剥がれ落ちたみたいに身体が軽くなるのを感じました。


お母さんが大好きな感覚。

私にはわからんなぁと思っていたけれど、やっと思い出せました。

みんな、お母さんが大好きなんですよね。

でも育つ環境の中で、色んな経験をして解釈が変わっていく。


産まれた頃の純粋なお母さんへの気持ちを思い出すと、また景色が変わりますね。





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