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  • 執筆者の写真yuj

うたうこと

更新日:2020年4月12日


少し前になりますが、「うたうこと」というワークショップに参加。

インドの古典声楽ドゥルパドの発声を初体験してきました!



教えていただいたのは、北インド古典声楽ドゥルパドを

インド、ヴァラナシで長年探求されているすずきなおさん。



私は単純にインドが好き、うたうことも好き、で参加。

ドゥルパドに関しては全くの無知でした。

ですが、この古典声楽ドゥルパド、奥が深いんです。


まず驚いたのは「うたうこと」の概念。

私にとっての「うたうこと」はエンターテインメントであり、

楽しいこと、気分が良くなること。


ですが、ドゥルパドは世俗の楽しみのための音楽ではなく、

森の中でグルと弟子たちによって修行される個人の精神修養のための

音楽なのだそう。


うたう瞑想、うたうヨーガと言われていて、

ひたすら自分の声に向き合います。




印象に残ったのは、なおさんのこんな言葉。


自分の声をコントロールできるのは自分だけ。

自分の声をコントロールする訓練を積み重ねることで、それを日常

にも応用できる。

自分の声をコントロールできるようになることが、自分の心を

いつも平和に保てるようになることにつながる、と。



なんだか、聞いた事があるような・・・。



他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えられる



何か不都合な事が起こると人のせいにしたり、過去を悔いたりして

しまいがち。

でも結局変えられるのは自分だけ。

その自分ですら、簡単には変えれなかったりしますよね。。。

うたうことを通して、自分をコントロールできるようになる訓練ですね。





中でも一番、印象に残ったのが、



自分のリズムを刻み続けるだけ



という言葉。



最後に10拍子の短い曲を練習して、うたいました。


手で10拍子を刻みながら、発音し慣れない言葉でうたう。

息継ぎが苦しくなって、歌詞がわからなくなって、自然とリズムが

乱れて早くなってしまう。



これが日常の自分の行動にもつながるのだとか。


日常に起こる様々な出来事。

意識が外に向かいがちですよね。

そして焦ったり、生き急いでしまったり。

挙句、自分を見失う。


だからこそ、常に自分のリズムを刻み続けることが大切なのだ、と。




ふむ、納得。

そして深い。





自分の声とひたすら向き合ってこられた、なおさん。

芯があって強く、美しい、という印象の方。


自分のリズムを刻めるようになると、我が無くなるのかな、

と思いました。




今度は、ぜひともドゥルパドを聴きに行こうと思います。





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