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  • 執筆者の写真yuj

辞めます! 〜はじまり編①〜


コチラの記事の続編です。

そう、初めて就職した会社の話。




この会社で約5年過ごす間に、


20数名しかいなかった社員も100名近くに増え、

日本の会社と合弁して社名も新しくなり、

大きなビルへのお引っ越しもあって、


会社は、急成長を遂げました。



私の身に影響する変化も多々あり。


会社としてのルールがたくさん設けられ、自由度が激減。

大口の案件を担当させてもらうように。

新入社員の面接に同席したり、教育も担当したり。


とにかく、仕事量がどんどん増えた。



けれど・・・


本心は、もう一度アメリカ本社で働きたい。

リチャード(社長)には伝えていました。


が、今となっては制度も出来上がり、他の人が本社に駐在中。

私は東京で必要とされている、との返事。



こなしても、こなしても、追われるようにやってくる仕事に、


「もう疲れたなー」


と思っていた矢先、事件は起きました。



同じ部署に新しく入ってきた正社員のAさん。

まだ、仕事は最終チェックをしながら。

決して仕事が早い訳でもなく、覚えが良い訳でもない。

だけど、まだまだこれから、と思っていたそんなある日、


突然の無断遅刻。



「どうしたの?」と聞くと


「すいません、体調不良で」と。



「何時に来るのかわからないと困るので、連絡は必ずしてね」

と伝えました。



が、その日からちょこちょこと遅刻は増え、

無断欠勤も出始めました。



会議室に呼んで、腹を割って話す事に。



すると、Bさん、Cさんからイジメられているのだとか。

まだミスが目立つことや、仕事が遅いというのが原因で。



Bさん、Cさんはいつも一緒にいる仲良しさん。

私より後に入社した2人で特に私には無害な存在。


むしろ下手な感じ。


が、私が仲良くしていた後輩のDさんにとって2人は先輩。

Dさんが入社当時、仕事に慣れていない彼女に嫌味な言い方を

していたのを知っていました。



あー、想像できる。


でも現場を見た訳じゃありません。

Aさんには、私に出来る事があったら全力でするから、

無断での遅刻や欠勤はやめてほしい、とだけ伝えました。



それからは注意してAさん、Bさん、Cさんを観察。


まぁ、確かに嫌味な言い方をしている場面もあり、

Aさんの了承を得て、ABCさん全員を会議室に召集。


「Aさんからイジメがあると聞いているのですが、実際のところ、

どうですか?」


第三者の私を入れて話をしてもらうことに。



バツが悪そうな顔で初めは否定していたBさん、Cさん。

Aさんが否定的な2人の様子にどんどんヒートアップ。

ついには泣き出し、涙ながらに訴えるAさん。



そして最後はBさん、Cさんが、「ごめんなさい」と。




一件が終わり、ものすごい倦怠感。


会議室のブラインドを閉めようと、窓際へ。


ちょうど夕刻時。

窓から見える夕陽を眺めていて、


「会社、辞めよう」


と決めていました。




この件でどちらを責める気もありません。



ただ、


「私、何やってんだろ?」


って思ったんです。



「 これ、私の仕事?」


って。



ほどなくして、Aさんは無断欠勤が続き、荷物を置いたまま

お母様からの電話で退社されました。

荷物はダンボールに詰めて郵送。




そして私もUさんに報告。

「相談」ではなく、「報告」


「会社、辞めます。」



「何が不満なんだ?

もう一度ゆっくり考えて、明日話そう!」


そう言って止めてくれるUさんと話をしているうちに、

自然と出てきた言葉。


「本社で採用してもらえるか試してみます。」



自分でも驚きの発言!




長くなりそうですね。

という訳で、続きは次回に〜。



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